バギークロス(Buggycross)という名称の乗り物は比較的新しいものです。
ですが、そのルーツとなるものは驚く程昔にありました。
そもそもバギークロス(Buggycross)とは、キックスケーターという乗り物の中の一商品です。
乗用車の中のカローラの位置づけと大して変わりません。
そしてキックスケーターとは、地面を蹴って進むハンドル付きの乗り物の総称です。
同じようにキックボードも、キックスケーターの中の一商品ということになります。
今大人気のストライダー、懐かしのローラースルーGOGO、お馴染みのキックボード、そしてバギークロス(Buggycross)更には自転車までも含めこれらすべての起源は、実はすべて同じものであると言えそうです。
その起源となったものは、1817年のドイツで発明されたペダルのない、両足で地面を蹴って進む二輪車「ドライジーネ」という乗り物です。
1817年にドイツのマンハイムで初めて披露されましたが、カールスルーエ生まれの発明家、カール・フォン・ドライスによって制作されました。車体も車輪もその全てが木製で、搭乗者はサドルにまたがって前輪に繋がったハンドルバーで舵を切りながら、足で地面を蹴って進むものでした。
この1台からいろんなものに進化していったことがよくわかります。
見た目的には自転車、乗り方的にはストライダー等のバランスバイクやキックスケーターの要素がすべて含まれています。
